LE擬人化→関西人的ノリのオッチャンw

兄様と一緒に街に買い物きた。市場には色々なものが売っている。穏やかな平日の午後人通りもまばらな街並みを兄様に連れられて散歩する。人がいるところを歩くのはやっぱ怖くてあちこちの出店が気になるもぴったり寄り添ってしまう。
「おやつを買おうか?」
きょろきょろしているとある店主と目が合ってしまった。
「らっしゃい、ちょっと見ていきなよ!!!!」
兄様よりは年上であろうがおじさんと呼ぶには少し失礼かもしれない…そんな感じの男性だった。声が大きくてビックリしてしまった。声をかけられてしまったからには…と恐る恐るながら近寄ると店にはクルミやアーモンドの木の実類、グミ、キャンディーなど色々売られていた。
(美味しそう…)
どれにしようか…並んでいる菓子類を見たら一気に惹かれてしまった。色とりどりのキャンディーが欲しい。あれを指差したいけどちょっと遠くて店主さんの傍にある。言ってみて伝わるかな。人見知りで喋るのが苦手で声をかけるのは怖い…、声が小さい、とは良く言われるし。兄様に頼んでもらおうか…。振り返ると後ろに兄様はいなかった。離れたところで友人を見つけたらしく話し込んでいた。
(欲しいなら自分で言うしかない…)

「これ、ください…」
小さな、掠れたような声を出す。聞こえて無い…言い終わらないうちにぎゅっと目を詰むってしまった。
「まいどあり!おまけしとくね!!」
おじさんの威勢の良い声が降り注ぐ。恐る恐る目を開けるとおじさんは優し気に笑っていた。手渡された袋にはキャンディーとミミズグミが入っていた。ミミズグミは兄様が好きなやつだ。一緒に食べよう。
「ありがとうございます…」
言って良かったという気持ちとおじさんの優しさに感謝の笑みに溢れた。

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ライフエンジン月次報告会ありがとうございました!参加したワークで創作の兄弟↓をイメージしてしまったので短文で書きました。ライフエンジンは店のおっちゃんのイメージです大きな声でちょっとビビるけど優しく受け入れてくれてる(自分がビビりなだけという)。兄弟(という自分)の自己開示していきたい。おっきいいきものかぷかぷぺちぺちしたい(安全基地で試して育ちたい)。宜しくお願いします。

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