図書室で待っています

遠くで部活動の声が聞こえる放課後。

小説を一人図書室で読んでいた。

静かな空間なのに心は落ち着かない。

つまらない本だなと顔を上げる。

電灯が妙に明るく感じた。

全く可笑しなことだ。

手元が震えてしまってそわそわしてしまう。

いつまで返事を待とうか思い悩む。

まだここに座っていよう。

好きです。と書いた手紙はもう読んでくれただろうか?